新百合デッサン会
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    神奈川県川崎市麻生区の小田急線新百合ヶ丘駅北口からすぐの麻生市民館(アトリエ風)実習室にて絵画サークル開催。近隣の横浜市、
    相模原市や、東京都町田市、稲城市、多摩地域等からの参加もあります。人物画主体の美術教室。
  ブログ
                                                       篠田泰蔵 記



2017年 第3回 新百合デッサン会
2017,3,12

・今回のモデルさん

今回は、モデルさんがポーズ中に体調が悪くなり、途中で交替することになりました。

当初の予定は祭りの法被姿の女性でした。前日に卒業式があったばかりという高校3年生で、モデル経験は初めて。法被姿の勇壮さと女子らしさとを併せ持った姿がテーマでした。

その勇壮さが手伝うのか、真っすぐ前を見据えた時の目の印象が奈良の興福寺の阿修羅像の目を彷彿とさせました。周知の通り阿修羅像は常に人気ランキングで上位に登場する仏像です。実際には、まるでその妹であるかのように、もう少し優しくて女子らしくした感じなのですが、どことなく似ていて大変魅力的でした。

その上、ご本人所有の法被一式が見るからに色や柄や素材に趣があり、本格仕立てのもののようでした。聞けば祭囃子の団体に参加経験があるとのことです。やや淡い藍色の法被の襟元に覗かせた伝統味豊かな和柄の鯉口シャツがとても鯔背で、また股引も鯉口と同じ柄で、相当ベテランのお祭り男が着ていても不思議でないものに映りました。

同様に、帯や足袋や草履や鉢巻の、どれを取っても伝統味豊かで鯔背な和風のデザインでした。鉢巻だけは、小さめの冠状のものをちょこんと頭に載せてピン留めしていて、身に着けていたものの中で唯一女子らしい印象を与えていて、そのコーディネートのセンスには唸らされるばかりでした。

こうした法被一式を身に付けた姿が本格的であればあるほど、益々18歳の女子らしさとのギャップが際立ち、一種の眩いばかりの「美」が立ち現れてくるのを感じます。

ポーズ決めの為のクロッキーの立ち2種、イス2種では、全て法被姿を活かした堂々としたものでした。どれもご本人の提案がベースになっておりますが、素晴らしかったので列記しておきます。立ちでは、股をやや開き気味にし、両足重心にして立ち、緩い拳を作った両手を降ろした仁王立ちに近いポーズが一つ、もう一つは一歩脚を前に出して帯の前方に両手を掛けたポーズ。イス座りでは、股を男性的に大きく開き気味にして座り、緩い拳にした両手の甲を上にして両膝の上に置くポーズが一つ、もう一つは股を開いたまま右脚を少し前に出しつつ右手は膝の上、左手は法被の襟元を掴むポーズでした。

どのポーズでも真っすぐ前を見据えていて目元が凛々しい上に、法被姿とマッチした勇壮な姿になっておりました。それでいて顔や身体自体は無邪気と言ってよいくらいの18歳の女子そのものです。モデルさんからすれば与り知らないことでしょうが、このギャップこそが魅力的この上ないものでした。

多数決で決定されたのは、一歩脚を前に出して帯の前方に両手を掛けて立ち、真っすぐ前を見据えたポーズでした。衣装にしてもポーズにしても大変センスのあるモデルさんで、感謝のかぎりでした。

そして冒頭に記した通り、固定が決まって2回目の20分ポーズの途中で体調が悪くなってリタイアとなってしまいました。後で尋ねると、睡眠、食事等の体調管理自体はきちんとしていたとのことです。断定はできませんが、気合いを入れ過ぎて酷く緊張してしまったようです。今回の場合、若くてデリケートな上にモデル経験が初めてで、精神的緊張が大きかったことが原因のようであり、未然に防ぎようがないケースだったと考えられます。

稀なケースに遭遇することとなりましたが、初めてのモデルさんは未経験から生じるリスクを抱えている一方で、初々しさや健気さや一生懸命さなどの得難い特有の魅力が多々あります。デリケートであることは感受性が豊かという魅力的な捉え方もできる訳です。むしろ貴重です。それを享受していく以上は、ある程度のリスクを負うのは仕方のないことと言えましょう。しかも誰でも皆、「初めて」は必ず通らなければならない関門で、実際に経験してみないと自分に適しているかどうか分からない側面もある訳です。

幸いにも参加者の皆さんが寛容で、とても理解を示して下さいました。モデルさんも帰り際に申し訳なさそうにして、きちんと謝っており、その気持ちは皆さんに十分伝わっていたと思います。なおその後、体調は元気に回復されたとのことです。

 

さて、そんな訳でモデルが交替となりました。もちろん、他に正式なモデルはいません。不肖、筆者が急遽モデルをすることになってしまいました。突然ですし、時間もないので、決め打ちでイス座りの楽な姿勢のポーズにさせて頂きました。20分×5回を行い、残りの休憩時間を全て短縮させ、なんとか形にすることができました。

元より当会は老若男女の様々なモデルを依頼することを特色にしているのですが、さすがに18歳の女性からいきなり、むさ苦しいオッサンにモデルがチェンジするのは、ギャップが激し過ぎて参加者は内心さぞかし閉口されたことと思います。皆様方には大変お気の毒様でしたが、偏にご理解をお願い申し上げる次第であります。

 

・実施状況

筆者自身のこととなりますが、今回という今回は、慌ただしさ、この上ありませんでした。

いつも通り会場設営や各種準備に始まり、今回新入会の2名への手引きを行い、世話係として各種運営や司会進行を行い、休憩中の空いた時間に初心者・希望者向けの指導・感想も行った上で、今回は、モデルのリタイアが発生してケアをし、その後、自らモデルを担当するという訳でした。

ただし、時間にすれば約3時間半だけのことです。何かと神経は使いますが、せいぜいプチ過労とでも呼ぶべき程度のもので、もちろん、心配もありません。

さて、描かれた筆者の絵を見て指導するというのも何か不思議な感覚ですし、参加者の側も、モデルを描き、そのモデル本人から描いた絵についての指導を受けるという不思議な感覚になられたのではと思います。ただし実際は、休憩時間が変則的に短くなったので、残念ながら、今回は指導も感想もほとんど行うことはできませんでした。

モデルリタイアのハプニングがあったにもかかわらず、皆さん落ち着いていて、概ね1枚の絵を描ききっておられるようでした。

折角ですからモデルを行なった感想を記しておきます。

描く側を長年経験してきて、どうしたら楽にポーズを維持できるかを知ってしまっている為、また、筆者の場合は厚かましい性格なのか余り緊張もしませんでしたので、実は特に難しいことはありませんでした。むしろ心地良い緊張があって1回20分間があっという間に感じられました。じっとしていてエネルギーを消費しないので、休憩時間には動き回りたくなるほどでした。ただし、もっと維持の難しいポーズを行った場合ならば、やはり大変だと想像されます。

当然のことですが、モデルというのは向き不向きがあるのだということがよく分かります。大勢の人の目に晒されることが大丈夫か否かに、その分岐点があるのかも知れません。

それにしても、結果的に大変貴重な体験をさせて頂きました。

 

デッサン会の予告

◆2017年 第4回 デッサン会の予告

2017年第4回は、4月16日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは81歳で日常の服装姿の女性で、イスに座った固定ポーズです。








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2017年 第2回 新百合デッサン会
2017,2,26

・今回のモデルさん

今回のモデルさんはヴァイオリンを携えた女性でした。その固定ポーズ。高校1年生で、モデル承諾時は15歳だったのですが、実施当日には16歳になっておられました。18歳未満なので親御さんの承諾を得ております。

えんじ色のハンドニット風に見えるカーディガンを着て、その襟元にブラウスの大きくて装飾的なレースの襟を覗かせるトップスに、紺色でショートのキュロットスカートを組み合わせた服装でした。がっしりとして足首まである黒い革靴がバランス良くボトムスを安定させていて、全体としては少女マンガに登場して来るティーンエイジャーのような風貌で、正に年相応の印象でした。

モデル経験が初めてで慣れておりませんし、ヴァイオリンを携えるにしても、例えば片手で長時間ぶら下げて持ち続けることは手が痺れて無理があるので、今回は安定優先で、予めモデルさんのご提案を考慮した上で、ポーズを決め打ちにさせて頂きました。イスに座り、膝の上にヴァイオリンを立てて載せ、左手で支えるポーズです。弓を右手に持ち膝の上に寝かせて載せる形を取りました。それでも途中、弓を持つ手が痺れてきているように思われました。モデルさんは、素敵な服装でお越し下さった上、良いポーズをよく頑張って下さいました。

高校の美術部に所属しているというので、休憩時間に参加者の絵を観て回るように促しました。例によって参加者からすると孫かひ孫と同じなので、モデルさんの見歩く先々が何やらワイワイとお喋りで賑わっておりました。

 

・実施状況

何と言っても弦楽器を携えるポーズは当会初めてで、描くのに色んな意味で苦労が予想されました。一つは、複雑な要素が増えて時間が不足気味になる事です。二つめは、両サイドから描く人からはヴァイオリンの正面が鋭角に見えてヴァイオリンらしさを表わしにくくなることです。三つめは、ポーズに入る度毎に、微かにヴァイオリンの位置がずれる場合があることです。これが一番苦労する事柄かも知れません。

上記への感じ方は人それぞれですが、特に三つ目については、気になる人にとって結構な苦しみになります。ヴァイオリンなど小道具に限らず服の襞等を含め、ポーズの度に微妙に位置がずれることこそが人物画が難しく感じる原因の一つと言えるかも知れません。

良い機会なので初心者向けに筆者なりの見地を記しておきます。結論から言えば、余程ひどいズレでもない限りモデルには一切責任はありません。生身の人間がポーズの度に完璧にじっとしていることなどできませんから。従って、描く側は自分なりの対処法を見つけて慣れるしかないのが基本です。

実は基本に忠実に描いていけば、それほど苦にはならないはずなのです。その場合、最初から細かく形を決め付けることはしません。ある程度までふわっとした概観を掴んでおいて、大枠、中枠で構図・ポジション等の間違いのないことが確認できたら、終盤のある一定の時間帯に一気に描写すると良いのです。そうすれば、それまでのモデル側の細かいズレなどは意に介する必要がない訳です。木彫に例えるならば、荒彫りから始まり、中彫り、細密彫りへと、だんだん細かく彫っていくのと同じです。木彫はやり直しが効かない訳ですから、(例外はありますが)通常、最初から細かく決め付けた彫り方などしません。デッサンも同様に進めることが基本です。

また、人物を中心に据えた場合、そもそも弦楽器そのものはサブ的な小道具であることも忘れてはなりません。脇役を余り丹念に描き過ぎると主役の人物とのバランスを損なってしまいます。そうした意味においても、小道具のあまり細かなズレを気にする必要はないのが基本と言えましょう。もちろん、アカデミックに描かないことを含めて絵は様々なので、例外は幾らでもあることは前提です。

いずれにしても、難しい課題に直面し乗り越えようとすることこそが勉強です。そして、その積み重ねでスキルアップも適う訳です。ポジティブに捉えていくことが上達に近付くことと言えましょう。

 

当会グループ展明けで、3名の新入会者がありました。各々展覧会を観に来て下さったことがきっかけでした。他の絵画サークル等で経験の十分にある方が2名。もう1名は過去に経験が少しあるがブランクがあり基礎を学び直したい方でした。その方は、休憩時間での短いアドバイスだけでも、とても吸収力があって、この先続けていけば早い上達が予想されました。

当会は風通しの良さをモットーとしております。情報交換の場であることも理想にしておりますから、他のあらゆる美術サークルや公募団体の方、また、無所属だけど人物画を描きたい方などの参加を歓迎しております。いつでも参加は自由ですし、基礎デッサン会と異なり、(指導・感想などを受けずに)マイペースに人物画を描き楽しむことができます。

 

デッサン会の予告

◆2017年 第3回 デッサン会の予告

2017年第3回は、3月12日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは18歳の女性で、お祭りの法被姿の固定ポーズです。








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2017年 第1回 新百合デッサン会
2017,1,29

第2回 新百合デッサン会展、開催直前における最終打ち合わせ

早くも今年1月が終わろうとしています。いよいよ第2回 新百合デッサン会展の開催直前となりました。

休憩時間に、来たる展覧会に参加・出品される方から、作品のタイトル、大きさを記した申込書を提出して頂きました。

また、モデルの終了後に、最終打ち合わせとして皆さんに残って頂いて午後5時までの約30分間、案内状の配布、受付当番表への希望日の記入受付、懇親会への参加申込み受付、ギャラリーの使用手引き書の配布とポイントの説明を行いました。特に問題もなくスムーズに進行し、後は搬入日を待つだけの段階となりました。

以下、新百合基礎デッサン会と同様ですが繰り返します。

ご家族のご病気など止むを得ない事情が生じて参加ができなくなった方も複数おりましたが、もちろん仕方のないことです。比較的高齢の方の集まりですので、健康やご家族の事情などをご考慮の上、ご無理ない範囲で参加して頂くことが大切です。
 順当にいくと前回の8割アップほどの参加人数となりそうです。出品点数も多くなり、2段掛けは必至ですが、前向きな実験的な意味においても、敢えて掲げられるだけ掲げていく方向で臨みたいと存じます。

毎回ブログの度に宣伝して恐縮ですが、今一度、当会の作品発表会である新百合デッサン会の案内状を掲載させて頂きます。当会にご関心のある方などを含め、ご都合の良い際に、どなた様も是非ご高覧下さいますようお誘い申し上げます。

第2回 新百合デッサン会展 案内ハガキ



・懇親会のスケジュール決定
 懇親会は2017年2月16日(木)15時。会場は参加者にはお伝え済みです。

・今回のモデルさん

今回のモデルさんはスーツ姿の若い男性でした。その固定です。背が高くすらっとしていました。主にクロッキーのモデルのご経験が何回かあるとのことで、予め考えてきて頂いた立ち2種、イス座り2種のクロッキーポーズは、スーツを着たごく自然な姿の中に少し変化を与えた理想的なものでした。

決定したのは、イスに座り、背もたれにしっかりともたれ、右手をVサインの指を閉じた状態にして右の頬の下部に充て、左手は左膝の上、脚は右脚を上にして組む状態で、全体にリラックスした姿勢をとりながら何かを思案している仕草のようなポーズでした。

一見何気ないポーズのようですが、右肘が浮いた状態のままなので、維持するのが相当きつかったと思います。モデルさんには、きついにもかかわらず良いポーズを提供して下さり、感謝する次第です。

 

・実施状況

今日は、多数の既存会員に加え、基礎デッサン会から来た方が1名、当会ウェブサイトを見て横浜市旭区から来た方が1名、それに何と戸塚デッサン会からの会員が1名と、3通りの新入会者が加わって賑やかでした。遠くからの参加者には、意外性と同時にありがたさを強く感じます。そうした方は大変ですので、仮に偶にしか来られないとしても構いません。どんなにブランクがあろうともお越し頂いた際にはいつでも歓迎の気持ちで待っております。

今回のポーズは背中が斜め後方に傾いていて、反対に組んだ右脚先は斜め前方に突き出ていた為、身体全体が斜めに傾いた難しいポーズでした。どうしても目の錯覚で斜めになっているものを垂直の方向に補正して描きがちになるからです。また、画面の背中側が空き過ぎの構図になりがちです。それが分かっていたので、異例のことですが、開始冒頭に以上の注意を予報のように呼び掛けました。

しかしながら、それでも錯覚に陥っている方がとても多かったです。一旦この泥沼に嵌まると抜き差しならなくなります。なぜならば修復しようとするとどんどん他が狂ってしまうことが多いからです。得てして早く描こうとしがちな人に多い罠なので、とにかく描き出しを慎重の上にも慎重に進めることが大事だということを伝えました。錯覚に陥らないようにする為、今日は計り棒の使用の効果について実演して示しました。垂直線を利用して対象がどのくらい斜めになっているかをしっかりと確認する作業です。

当会は(単純化、省略、デフォルメなどを活かした)自由に描く会なのですが、やはりアカデミックに客観描写を目指している方が多いのが実情です。また、参加者が多くなってきている為に、休憩時間の(基礎デッサンの)アドバイスだけでは指導者(筆者)が皆さんに対応しきれなくなってきており、そうかと言って月曜日の基礎デッサン会には来られない人も多く、ジレンマが生じて、今日はやや苦慮させられました。そうは言っても頼られることはとてもありがたいことです。今後できるだけ皆さんのご要望には応えられるように努力して参りたい所存です。

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デッサン会の予告

[ 第2回~第5回までのモデルのラインナップ ]

2017,2,2追記

 グループ展、第2回新百合デッサン会展を控えて、関心をお持ちになった皆様に、当会のお呼びするモデルの特色を知って頂くために4回分の予告を掲載致します。

◆2017年 第2回 デッサン会の予告

2017年第2回は、2月26日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

 モデルは15歳の女性で、ヴァイオリンを携えた姿の固定ポーズです。あどけなさや清らかさが魅力的といえるでしょう。

                    ※クリップアートより転載

◆2017年 第3回 デッサン会の予告

2017年第3回は、3月12日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

 モデルは18歳の女性で、お祭りの半被姿の固定ポーズです。勇壮さと女子力を併せもったところが魅力的といえるでしょう。

                    ※クリップアートより転載

◆2017年 第4回 デッサン会の予告

2017年第4回は、4月16日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

 モデルは81歳の女性。日常の服装でイスに座った固定ポーズです。知的で好奇心が豊かで、様々な人生経験を積み重ねてきた姿・表情が魅力的といえるでしょう。

                           ※クリップアートより転載

◆2017年 第5回 デッサン会の予告

2017年第5回は、5月28日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

 モデルはヴィオラ奏者の女性です。現在様々なステージで活躍中です。また、オーケストラ・トリプティーク代表・団長を務められております。
https://3s-ca.jimdo.com/
 ポーズはヴィオラを携えたステージ衣装姿の固定です。
名前、写真の掲載をご了承頂きましたので掲載させて頂きます。名前は伊藤美香さん。写真は以下の通りです。

      ご本人提供画像 伊藤美香さん
      ご本人提供画像 伊藤美香さん










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2016年 第12回 新百合デッサン会
2016,12,11

・今回のモデルさん

今回のモデルさんはバレエのレオタード衣装の女性でした。その固定ポーズ。今までで最年少の15歳です。18歳未満なので親御さんの承諾を得ております。幼少の時からバレエを習い、中学からは週5日のペースでレッスンを続けてきているとのことです。

レオタードと言っても、胸元にレースの飾りが付いていて、しかも腰にチュチュを付けた全て純白の衣装なので、ほとんど舞台衣装に等しく、もし頭に白い飾りを付けたらチャイコフスキー「白鳥の湖」の白鳥にも見えたでしょう。それほどに素晴らしい衣装でした。
 その衣装で冒頭に、その場で少しだけバレエの舞を披露して頂きました。イメージが膨らみますので、大変ありがたいご協力でした。

ポーズは、立ち2種、イス座り1種、床座り1種のクロッキーを経て、床に座り、左足は開き気味にして伸ばし、右足は膝を立ててトウシューズを履いているシーンの姿が選ばれました。腰を少し屈めるし、顔の角度をずっと維持するのが難しいので、辛めのポーズだったと思いますが、最後まで良く頑張って下さいました。衣装も含めて大変感謝致しております。

 

・実施状況

モデルさんは、責任を持って辛めのポーズを真剣にやって下さいましたが、休憩時間になると、さすがに15歳のあどけない少女でした。高校で美術部に所属しているというので、描かれた絵を観て回るように促したのですが、参加者たちの立場からすると、もう、お正月にやって来た可愛い孫かひ孫状態でした。その点、和やかで楽しいデッサン会だったように思います。

当会は、原則としてあらゆる世代の男女のモデルを描くことをモットーにしております。今回は15歳の少女だった訳ですが、参加者それぞれが、あどけなさや清らかさ、あるいは思春期の表情など、少女が持つ美というものを見出して絵にして頂けたのではないかと思います。今後も、青少年や高齢の人等、様々な世代のモデルを依頼して参りたいと存じます。

 

早いもので今年最後の回となりました。振り返ってみて、何となくではありますが、会のカラーもできてきたように思います。何より、「参加者が人物画を没頭して描けている」、その一事こそが喜ばしく感じております。来年2月のグループ展も参加者が前回と比べてかなり増加する予定で、概ね順調な一年だったように思います。もちろん、反省点、改善点も多々ありますので、来年以降もおごらずに、引き続き会の発展に努めて参りたいと存じます。

 

・第2回 新百合デッサン会展(2017,2,1722開催)について

来年2月開催の当会でグループ展・第2回 新百合デッサン会展について、参加申込みを受け付けました。また、参加者は、来年1月29日(日)のデッサン会の時までに作品タイトル、大きさを記した出品申込書を提出することになっています。詳細は、当会ウェブサイトのイベントの欄に掲示のPDF「第2回 新百合デッサン会展 開催要項及出品規定」をご覧下さい。そのままプリントアウトして出品申込書のご利用もできます。

デッサン会の予告

◆2017年 第1回 デッサン会の予告

2017年第1回は、1月29日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルはスーツ姿の男性です。その固定ポーズ。








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2016年 第11回 新百合デッサン会
2016,11,27

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは日常の服装の女性でした。その固定ポーズ。ゆったりした濃いグレーの丸首の長袖シャツに黒いズボン姿。立ち1種、イス座り2種、床座り1種のクロッキーを経て、ほぼ全員一致の希望で、床に片膝を立てて胡座し、立てた膝を伸ばした両手で抱えるポーズに決まりました。床座りの定番です。手足によって造形的な空間を作り出すので魅力的に映るし、描き甲斐が生じるポーズといえましよう。

造形的と言えば、モデルさんは美大の彫刻科に在籍中とのことでした。今回が初めてではないらしいですが、モデル側の立場になって勉強になったことでしょう。

 

・実施状況

なんと言っても今回のモデルさんの魅力的だったのはエキゾチックな顔立ちでした。しかも濃いグレートーンの衣服のせいもあって色白の顔が一層際立っていました。彫りの深い目鼻立ちに魅せられたのか、参加者の中には顔に絞って大きく描いている人も何人か見られました。

一方、難点として、やはり黒や濃いグレー系の上下の衣服というのは、勉強にはなるのですが、描き辛さは避けられません。しかも丸首のシャツが大きめのデザインなので身体の線が分かり辛く、ポーズの度に服の皺が大きく変化し、その上暗くて見えにくい状況ときていて、悪戦苦闘している参加者も多かったようです。

暗い色の衣服の場合は、見た目通りの色を置いて描いていたら人物を取り巻く空気感がはっきりしなくなってしまいます。分かっている方も多いようでしたが、意図的に誇張した明るめのトーンを多用して、全体として明から暗の幅広いグラデーションで描くことが肝要となります。

だぶついた服装というのはファッションとしては大いに結構なのですが、シルエット的に性別が打ち消され気味になってしまうなど、絵を描く対象としては難点が多いかも知れません。今回は、やや難度の高いデッサン会となりましたが、それにめげずに、皆さん、とても熱心に取り組んでおられたという印象でした。

 

・第2回 新百合デッサン会展(2017,2,1722開催)について

冒頭に、来年2月開催の当会でグループ展・第2回 新百合デッサン会展について、前回お休みした人の為に説明をし、併せて参加希望者からの申込みの記入をして頂きました。次回12月11日(日)のデッサン会の時が参加申込みの締切りです。また、参加者は、来年1月29日(日)のデッサン会の時までに作品タイトル、大きさを記した出品申込書を提出することになっています。詳細は、当会ウェブサイトのイベントの欄に掲示のPDF「第2回 新百合デッサン会展 開催要項及出品規定」をご覧下さい。そのままプリントアウトして出品申込書のご利用もできます。

 

・会員作品1点掲載

 会員作品欄に田辺美枝子さんの作品を掲載致しました。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第12回 デッサン会の予告

2016年第12回は、12月11日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは15歳(高校1年)の女性で、バレエレオタード姿の固定ポーズです。幼少の時から習い、中学からは週5日のペースでレッスンを続けてきているとのことです。







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2016年 第10回 新百合デッサン会
2016,10,2

・第2回 新百合デッサン会展開催決定

来年2月に当会でグループ展・第2回 新百合デッサン会展の開催が決まったことを休憩時間にお伝え致しました。

2017年2月17日(金)~22日(水)の会期、搬入は2月16日(木)です。懇親会を催す予定となっております。搬出は最終日の16~17時。会場は麻生文化センター内にある麻生市民ギャラリーで、いつも利用している麻生市民館実習室の階下のフロアーにあります。また、出品料は無料です。

詳細は、当ウェブサイトのイベントの欄に掲示のPDFの「第2回 新百合デッサン会展 開催要項及出品規定」をご覧下さい。そのままプリントアウトして出品申込書のご利用もできます。

今回は抽選の結果、非常に寒い時期になってしまいました。受付の席にストーブを増やす対応は考えておりますが、個々においても寒さ対策は大事になってきます。

未知の船出だった今年3月の第1回の時でさえ盛況だったことに鑑みると、会員数が増大している今回は視界良好と言ってよい気が致しますが、油断は禁物です。異常気象のせいで冬が極端に寒くなったりすると言われ、大雪で鑑賞客減の恐れもあるからです。しかし、鑑賞客数だけが全てではありません。展覧会を機に、可能な限り納得のいく出品ができ、会員同士が刺激し合いながら、研鑽が積まれれば、目的の大半は果たされるのではないでしょうか。

 

・今回のモデルさん

今回のモデルさんはクラリネットを携えた女性の固定でした。立ち、イスそれぞれ2ポーズずつのクロッキーを経て、イスに座り、クラリネットを手に持って演奏の待機をするようなポーズとなりました。膝にクラリネットの末端が付いているので安定感はあるものの、時間の経過と共に肘の負荷や指先の神経への負担が少し心配になりましたが、ご本人は健気にも「大丈夫でした」とのことです。

理工系を学ぶ大学一年生で、美術モデルの仕事に興味をお持ちになったとのことです。けれども、若くて不慣れな方が、じっとポーズをとって大勢から視線を浴び続けるのは、やはり大変だったと思います。描き手は常に感謝の気持ちを忘れてはならないでしょう。モデルさんがいるからこそ好きな人物画を描ける訳ですから。

もう一つ感謝を記しておきたいのは、深緑色の地に黒いドットの模様が入ったワンピースドレスを着て来て下さったことです。シックで、クラリネットが有するクラシックのテイストと良くマッチしていたと思いました。

 

・実施状況

前回も記しましたが、初心者向けの新百合基礎デッサン会に移った人も多くいて、この会が自由に描く人の比率の多い集まりになってきているせいか、会場がより一層アトリエ色の濃い空気に満たされてきていると感じました。皆さん、分かっておられて、思い思いに描き易い場所にどんどん移動しているし、何より全員が、モデルポーズ中には、本当に没頭して描いています。

一方、8月を除いて、相変わらず毎回新入会者があります。新しい方々が会場の熱心な空気に気おされないかと少し心配になりますが、慣れてくれば大丈夫なはずです。それに、休憩時間毎に参加者同士の会話も弾んでいて、メリハリ良く親睦もなされています。なお、本来モデルさんの為の休憩時間なので、描きたい人は当然続けて結構ですし、どう過ごそうとも自由です。

 

・カテリーナさんの出演テレビの視聴
 
9月29日にカテリーナさんが出演されたテレビ番組を視聴しました。当会の多くの会員も観ていたようで、ひとしきり話題になりました。
 故郷ウクライナの家族との絆をテーマにした1時間を超える心温まる番組でした。


デッサン会の予告

◆2016年 第11回 デッサン会の予告

2016年第11回は、11月27日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

 モデルは女性の日常の服装姿の固定ポーズです。







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2016年 第9回 新百合デッサン会
2016,9,11

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは浴衣姿の女性でした。その固定。偶然、ほんの数日前に二十歳になったばかりとのことでした。筆者が「おめでとうございます」と拍手の誘い水を差したら、ノリも良く、一斉にお祝いの拍手が沸き起こりました。振袖ではありませんが、成人の節目を迎えた女性の清らかな浴衣姿を描くことができて参加者一同、思いがけない幸運でした。

帯は朱色で、白い小さな金魚が何匹か泳いでいる図柄。浴衣は赤いツバキと思われる花柄で、地の濃紺の色が非常に深い為、人物の肌色をより艶やかに引き立てる効果があったと感じました。

襟足や帯の結びが綺麗に見える斜め後方から描く人が現れる可能性を想定して、モデル台を少し前に出し、また、背中が見えるように背もたれの無い小さいソファ型のイスを用意しました。立ち2種類、イス2種類の固定決めのクロッキーを行なった末、多数決で、普通に座り、両手をちょこんと膝の上に置いたポーズに決まりました。顔もほぼ真っすぐ前を向いてシンプルなポーズとなりましたが、浴衣のゆったりした袖などが作り出す表情や帯の締まりによって生じる布地の緩急の表情が複雑な上、図柄を描くと手間が掛かるので、せめてポーズがシンプルであったのは正解でした。実際、その日のうちに着彩して一枚の絵を仕上げようとしていた方々は、かなり集中して素早く描いている様子でした。

 

・実施状況

初心者の方には、基礎的なことをしっかりと学ぶことができる(新百合)基礎デッサン会が発足したことをずっとお知らせし続け、浸透してきましたので、指導する立場として安心して過ごせるようになってきています。なぜならば、当会に参加している方は基本的にマイペースで描きたい人たちの集まりになってきているからです。ただし、都合で月曜日の基礎デッサン会に参加できず止むを得ずこちらに来られている初心者もいますし、基礎デッサン会の参加者が両方に来ているケースもありますので、やはり気は抜けない側面があります。引き続き空いている休憩時間には希望に応じて指導・アドバイスを致しますし、感想を述べていこうと思います。

いずれにしましても変わらないことは、どちらの会も人物画が本当に好きな方々が集まっているということです。当会の場合は自由にマイペースで描いて下さって結構ですし、基礎デッサン会の方は、初心者対象で、基礎をしっかり学んで頂くということです。

・カテリーナさんがテレビ出演
 今年5月22日に当会でモデルをして下さったウクライナ出身のカテリーナさんが以下のテレビ番組に出演しますのでご覧いただけると幸いです。
[日時]9月29日(木)19:56~22:54
[内容]TBSの「メイドインJAPAN★日本を誇りに思える★ウ
    クライナに日本の電動自転車が初上陸!」というタイトルの
    番組にてカテリーナさんが出演します。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第10回 デッサン会の予告

2016年第10回は、10月2日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは女性のワンピース姿でクラリネットを携える固定ポーズです。



 





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2016年 第8回 新百合デッサン会
2016,8,7

・いよいよ新百合基礎デッサン会が8月29日に発足

前回の繰り返しになりますが、新百合基礎デッサン会が発足します。

10月までのスケジュールについても以下の通り決定しました。

 

第1回 8月29日(月)午後1時~午後5時。麻生市民館2階実
 習室。

女性着衣モデル(高校制服姿)固定ポーズ。

 

第2回 9月12日(月)午後1時~午後5時。麻生市民館2階実
 習室。

男性着衣モデル(中高年の方。お祭りの法被姿、または褌(ふんどし)一丁の姿)固定ポーズ。

 

第3回 10月3日(月)午後1時~午後5時。麻生市民館第1会
 議室。

女性ヌードモデル固定ポーズ。

 以下のお知らせのチラシも配布しました(画像をクリックすると拡大します。)

 

詳しくはウェブサイトの新百合基礎デッサン会をクリックして下さると見られます。

また、発足に至る事情については前回のブログの新百合基礎デッサン会が発足に記されています。

 

・今回のモデルさん

今回のモデルは男性のヌードの固定でした。福祉を学んでいる大学4年生で、既に来年から福祉関係の仕事に就くことが決まっているという方。まだ21歳と大変若い上、ジムに通って身体を鍛えているとのことで、さすが男性ならではで、身体が引き締まっていて腹筋など体中の筋肉が浮き出ていて、とても描き甲斐がありました。

最初にいつもより多めに固定ポーズ決めの為の7種類の(短時間固定の)クロッキーポーズを行って頂きました。立ち2種、イス座り3種、床座り2種を行って頂いた中で、今回は床に座り、左足は真っすぐ伸ばし右足の膝を立て、身体を支えるように両手を後方の床に付いて、顔を左に向けたポーズに決定しました。時間が経つに連れて床に付いた手が痺れてきて大変そうでしたが、我慢強く最後までやり遂げて下さいました。

 

・参加状況

お盆の前後に当たる為、今回の参加者は少なめでした。猛暑の中、お越し頂くだけでも大変だったと思います。会の発足以来、毎回ずっと続いていた新入会者もついに途切れました。けれども、もう参加人数は十分安定して参りました。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第9回 デッサン会の予告

2016年第9回は、9月11日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。モデルは二十歳になったばかりの女性の浴衣姿の固定ポーズです。








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2016年 第7回 新百合デッサン会
2016,7,3

・新百合基礎デッサン会が姉妹会として8月29日に発足

休憩時間に、新百合基礎デッサン会が発足することを皆さんにお知らせしました。

最近、新百合デッサン会の会員数が膨らんで活況を呈しているのは大変ありがたい事なのですが、その反面、会場の混雑は比較的経験の浅い初心者にとって慣れない苛酷な環境となってきており、折角入会されても定着しないケースも見受けられて憂慮しておりました。また指導する立場として、休憩の空き時間だけのアドバイスでは行き届く訳もなく、限界を感じていて、初心者の方々に対して心苦しい状況が続いておりました。

そこで、昨年の発足当初から念頭にあったのですが、機が熟しましたので、新百合デッサン会の姉妹会として、初心者や基礎からやり直したい人に募集対象を絞った新百合基礎デッサン会を8月29日に起ち上げることに致しました。月1回。モチーフは人物モデル中心の予定ですが、飽くまでもデッサン・絵画の基礎的なことを徹底的に学ぶことが重視され、それを指導者が会員一人一人の習熟度に応じてしっかり支えていくことになっています。毎回講評会も行う予定です。従って、様々な人が自由に描く場の新百合デッサン会とは異なる各種特徴をもっており、初心者や基礎から学び直したい人にとって大変適合したサークルとなっております。初心者の場合は両方の会に参加することも可能です。詳しくは既に掲載されているウェブサイトをご覧下さるようお願い致します。

 

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは女性ヌードでした。その固定。当会はほとんど着衣中心の人物モデルをモチーフとして扱っておりますが、夏場の暑い時期を利用するなどして、偶にヌードも行います。次回は男性ヌードも扱います。実は今回がようやく初めてのヌードモデル起用であり、会員の中にも初めて描くと言っている方がおられました。わざわざ記す必要もないことですが、筋肉や骨格の人体構造を知る上でヌードはとても大切なモチーフです。また、エロティシズムの美という観点においても重要な芸術ジャンルの一例であることは間違いありません。

さて、モデルさんは、これまで1年半ほどのモデル経験があるとのことでした。折角の機会ということで、いつもより多めに固定ポーズ決めの為の7種類の(短時間固定の)クロッキーポーズを行ってもらいましたが、慣れていらっしゃるので、どれも(長時間の)固定でしっかりと続けられそうなポーズをされておりました。良いポーズばかりでしたので選択の票が見事に割れ、過半数になるまでに繰り返し多数決を取らなければならないことになりましたが、これも面白いハプニングと言えましょう。

最終的に、床に脚を曲げて寝かせて座り背面の壁に右肩から腕にかけて寄りかかり顔は左に捻るという、余り見ないけれど美しいポーズに決まりました。ヌードの場合は、着衣の場合の服の皺や襞のようなものが無いのでとても描き易い側面があります。参加者の作品も、いつも以上に描き進み具合が良いように見受けられました。

 

・参加状況

今回の参加者の合計は25名でした。会の発足以来、毎回ずっと続いている新入会者が今回も2名あり、これで15ヶ月(12回)連続となりました。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第8回 デッサン会の予告

2016年第8回は、8月7日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは男性ヌードの固定ポーズです。最初にいつもより少し多めのクロッキーを行います。







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2016年 第6回 新百合デッサン会
2016,6,12

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは、ベリーダンス衣装の女性でした。本格的に頭部から耳、首、胸、腕、腰の全てに装飾品が施され、ダンスの性質上からも、とても妖艶で豪華な出で立ちでした。それでいて、装飾がキラキラ光り過ぎない鈍い金色でしたので落ち着いた印象も併せ持っていて、とても素敵でした。モデルさんに考えてきて頂いた中から選択で決定したポーズも、イスに座るポーズでしたが、左手を腰に右手を肩に掛ける仕草がいかにもベリーダンスの雰囲気を醸し出していました。

驚いたのは背筋がまっすぐ通って微動だにしない姿勢でした。どれだけ時間が経っても背中が曲がってこないのです。バレエもやってこられている方で、非常にストイックに身体を維持管理されてきたことが伝わってきました。同時に、そこには責任感も表れている訳ですから、描いている方も一生懸命描かなければならない気持ちにさせられますし、それこそ背筋が正されるようでした。なお、一般の方なので決定した衣装姿の写真の公開はできません。
 休憩の時間中に、モデルさんが積極的に多くの参加者と会話をされたり絵を眺められたりしていたのはありがたいことでした。

毎回良いモデルさんが来て下さり、なぜなのか、本当に美術モデルに恵まれた会だと思います。

 

・参加状況

同じ市民館の別室で行われていた人物画を描くイベントと重なった影響もあったようで、今回の参加者の合計は15名でした。それでも会の発足以来、毎回ずっと続いている新入会者が今回も3名あり、これで14ヶ月(11回)連続となりました。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第7回 デッサン会の予告

2016年第7回は、7月3日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは女性ヌードの固定ポーズです。最初にいつもより少し多めのクロッキーを行います。

 

◆2016年 第8回 デッサン会の予告

2016年第8回は、8月7日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは男性ヌードの固定ポーズです。最初にいつもより少し多めのクロッキーを行います。







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2016年 第5回 新百合デッサン会
2016,5,22

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは、以前から画像入りで予告してきました通り、カテリーナさんというウクライナ出身の女性ミュージシャンです。バンドゥーラという民族楽器を演奏し、歌う方で、日本全国で演奏活動をされ、メディアにもよく登場なさっております。そのバンドゥーラをご持参頂き、ステージで演奏時の民族衣装姿で美術モデルをして下さいました。なお、名前、写真の情報の公表の許可を得ております。また、参考までにカテリーナさんのウェブのURLは
www.kateryna-music.jp
です。


                自己紹介をするカテリーナさん


まず特筆すべきは、本人の外観及び民族衣装がとても華やか(因みに靴は鮮やかなバーミリオン色をしたピンヒール)で、民族楽器も珍しかった為なのか、または下記参加状況でも示す通り、参加者が非常に多かった為なのか、おそらくその両方の影響で、とても会場に熱気が漂っていたことです。筆者の最初の紹介の段階で、いきなり拍手が沸き起こったほどでした。本人も活発に演奏活動等をしていて慣れているようで、自己紹介をして下さったり、途中の休憩時間には取り囲んでくる参加者たちを相手にバンドゥーラについて説明をして下さったりするものですから、瞬く間に場の空気に溶け込み、参加者に親しまれておりました。


            ポーズ中のカテリーナさん


顔を正面に向け、姿勢良くイスに座り、バンドゥーラを左の傍らの床に立てて上部に左手を添えて支えるポーズに決定しました。何といっても、どこか気品が漂い、爽やかで明るい表情が素晴らしかったです。普通、長時間の固定ポーズでは誰でも段々と疲れが微妙に顔に浮き出てくるものですが、それが全くと言って無く、その意味で忍耐強さが感じられたのは、やはり本人が日頃からストイックに芸術に向き合って来られ、積極果敢にステージに立って衆目を浴び続けて来られた証左なのであろうと推察できました。

終了後にご厚意で一曲演奏して下さいました。ポーズ中ずっと動かないでいた訳ですから、指先等の筋肉が固まってしまって繊細に動かしづらいと思えるし、急な発声は困難に思えるにもかかわらず、そんなことはおくびにも出さずに淀みなくやり遂げておられました。さすがプロと言えます。

珍しい楽器による演奏と歌を鑑賞させて頂いた上、こうしたプロとしての所作に出会えた感動は、自然と参加者全体に伝播し、一体感をも高めるものなのでしょう。着替え終わってお帰りの際には、自然発生的に人垣による花道ができて、拍手でお見送りすることになるほどの高揚感に辺りが包まれました。

そして改めて思うのは、ただ人物をまるで無機質な物体のように描きがちに陥るのではなく、こうした感動、高揚感を持ってこそ、良い人物画が生まれる土壌が成り立ってくるということです。

カテリーナさん、ブラヴォーです。心より感謝申し上げます。

・参加状況

前回、「去る者は追わず来る者は拒まず」などと生意気なことを記して、しっぺ返しが来ないかを恐れていましたら、それは杞憂でした。

今回は過去最高の参加人数となりました。会の発足以来、毎回ずっと続いている新入会者が今回も5名あり、これで13ヶ月(10回)連続となりました。最近特に連続して新入会者が多かったので、さすがに会員総数が増え、たとえ用事等で休む人が多数あっても、参加合計人数自体はしっかり増加傾向となっています。今回の参加者の合計は、過去最高だった19名をはるかに越える29名でした。また、他に見学者も1名ありました。


                      会場全体の活動風景

この5月、ちょうど2年目のスタートを迎えました。当ウェブの1年前の発足時のブログを見ますと活動風景の写真が掲載されていますが、その時と比べ、随分と会員が増加し、よくここまで発展したものと改めて思います。

急激に新入会者が増えた結果、名前をしっかり覚えきれない弊害が生じ、ある参加者2名の名前をあべこべに呼んでしまう失態を犯し、しかもそれを2度も3度も繰り返すという大ボケをしてしまいました。この先は名前を覚えるのに苦労が続きそうです。


デッサン会の予告
◆2016年 第6回 デッサン会の予告

スケジュールにも記載通り、2016年第6回は、6月12日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。モデルはベリーダンス衣装の女性の固定ポーズです。

 

◆2016年 第7回 デッサン会の予告

2016年第7回は、7月3日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは女性ヌードの固定ポーズです。最初にいつもより少し多めのクロッキーを行います。

 

◆2016年 第8回 デッサン会の予告

2016年第8回は、8月7日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルは男性ヌードの固定ポーズです。最初にいつもより少し多めのクロッキーを行います。


会員からの便り

第39回 神奈川美術協会 公募展 参加者ご報告
 
2016,5,3~5,8 神奈川県民ホールギャラリー

◆高橋美恵子さんが以下の展覧会に参加しています。
 どうぞ宜しくお願い致します。

アート未来展 2016,6,227,4 国立新美術館









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2016年 第4回 新百合デッサン会
2016,4,24

・今回のモデルさん

今回のモデルさんは、コンテンポラリーダンスや俳優をされている石原夏実さんです。舞台で利用されたことのあるという白いドレス姿でした。本番の実施は固定ポーズなのですが、クロッキーポーズにも打って付けの方なので、冒頭にお願いして、コンテンポラリーダンスを彷彿とさせるクロッキーポーズを2分×3種ほど実施して頂きました。さすがに通常のクロッキーとはまた一味違って、うねるような大きな動きを表現されていて素晴らしかったです。即興なので、人柄が垣間見えてくる感じもあって、良い名刺代わりになっているかのようでした。そのうちの写真1種を掲載させて頂きます(名前、写真の個人情報公開許可済み)。

       クロッキーポーズ中の石原夏実さん


 その後はいつも通りの流れで、(長く続けられる)固定ポーズを決める為のクロッキー3分×2種を経て、イスに座って脚を組み、その膝の上に左手を置き、右手はイスの右縁を掴んで、首を少し右に捻るポーズに多数決で決まりました。

モデルさんには、上記お願いを快くご承諾下さいまして、真に感謝申し上げます。

 

・初心者向けのアドバイス

今回も、前回に続いてとても勉強となるケースでしたので、初心者向けに少し筆者なりのコメントを付させて頂くことに致します。

衣装が前回と対照的に全身白ずくめなので、(アカデミックに写実的に描く場合に限っては)ちょうど石膏像を描く時と似た感覚で描くとよいことを冒頭にアドバイス致しました。つまり、近視眼的に衣装の細かな皺やドレープ、目鼻口などにこだわり過ぎず、幅広いグレーのグラデーションを活かして、何よりも全体的な大きな塊を重視していくことです。

但し、実際の石膏像とは異なって手足や頭部の肌や髪の毛の色の面積も多いので、それを描く時には衣装の白色とのコントラストが際立ってしまい、バランスのとり方が難しくなります。その際、立体感、空気感を重視する場合は、肌や髪の毛の色を少し抑えて(ややモノトーンに近付けたタッチで)描いていくことになります。逆に、立体感、空気感を少し犠牲にしてでも、肌や髪の毛の色彩を強く鮮やかに描く選択肢もあります。もちろんその中間もある訳です。それをどの辺りにランディングしていくかがその人なりの妙味となります。

なお、最初にお断りしています通り、以上はあくまでも(古典絵画のように)アカデミックに写実的に描く場合の基礎となるお話です。当然のことですが、そもそもモチーフの固有の形や色に忠実に描くだけが絵画ではありません。当会では人物をモチーフにしていますので、さすがに抽象性の強い絵を描いている人は少ないです。しかし、そもそも絵はなんでもありの世界です。多少の(時には大幅に)固有の形や色を犠牲にしてでも、自己の個性や感情の表現を遺憾なく発揮していくことも大事な方向性です。つまり、実際のモチーフ(人物)に縛られず、形や色彩を伸び伸びと自由に描いていくことも大切な選択肢の一つと言えます。そのことは、当会が発足して以来一貫して会場でも伝え続けて参りました。

 

・参加状況 去る者は追わず来る者は拒まず

前回に続き、3月中旬に開催したグループ展「第1回 新百合デッサン会展」を観て入会してきた方が、今回も3名ありました。参加者の合計は18名でした。

とても贅沢なことを言えば、入会者は増えているものの定着率がいかがなものなのか、という悩みが無いとは言えないことです。何かと行事の多い日曜日午後の開催が一番のネックなのは明らかだと思います。それは仕方ありません。ただ、それに加えてもう一つは、あくまで推測なのですが、入会金ゼロ、その都度払いの運営が、結果的にいわゆる一見さんを生じさせ、また、いつでも自由に参加できるがゆえに気軽な欠席も生み出しているようで、痛し痒しになっていることです。しかし筆者(主宰者)としては、少なくとも現段階においては、それで全く良いと思っております。一見さんでも構いませんし、いずれの皆様にも、自由なペースで来て下さることを願っております。

一言で表現するならば「去る者は追わず来る者は拒まず」の精神です。人物画を描くことを本当に楽しみで来て下さる方々で会を盛り上げていくことこそが望みです。従って、会費の支払い方などで縛りを与えるようなことはしたくありませんし、逆に、例えば長く欠席している人へ過保護にお誘いの連絡をするようなことも余りしたくないというのが本音です。

こんなことを敢えて記させて頂いたのも、今回、以下のことに感激を覚えたことが契機になりました。それは、半年以上のブランクがあったのにもかかわらず久しぶりに来て下さった男性がいたこと、また一度だけ他県から来られたことのある女性が、わざわざ再び顔を出して下さったことです。二人共、あくまで自主的に来られました。前者には、来られなくなって残念に思っていたので感激も一入でした。欠席にはそれなりの事情があったようです。後者にも、まさか遠い所から再び来られるとは思っていなかったので本当に驚きでした。太陽を回る彗星の周期がそれぞれ異なり、ハレー彗星のようにとても長いものがあるのと同様で、それこそ忘れた頃に登場されるというケースでも、それはそれで大歓迎で、非常に嬉しいことです。

実は今月で、当会は発足1周年となりました。無事続けてこられただけでも安堵のところなのに、何と発足以来1年間、回数にして9回連続、毎回新入会者のある状態が続いています。これも多くの方々のお力添えのお蔭です。心より感謝申し上げます。これに慢心せず、引き続き当会運営に尽力して参りたいと存じます。

 

・モデル台設置の方向へ

会員数が増加してきて、2列目で描かなければならない人が増えつつある現状に鑑み、今回、初の試みとして、実習室で使っているスタッキングチェアを並べて、その上にパネルを載せて、実験的にその台の高さでモデルをして頂きました。特に参加者からのクレームはありませんでしたので、次回以降、台を設置していく方向になる予定です。

 

デッサン会の予告

◆2016年 第5回 デッサン会の予告

2016年第5回は、5月22日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

モデルはカテリーナさんというウクライナ出身の女性ミュージシャンです。詳しくは前々回のブログに掲載済みです。以下をクリックしてご覧下さるようお願い致します
 2016年 第5回 デッサン会の予告

◆2016年 第1回 新百合デッサン会展 ご報告

イベントの欄にグループ展の結果報告を掲載しております。
詳しくは以下を
クリックしてご覧下さるようお願い致します。
 
2016年 第1回 新百合デッサン会展 ご報告


会員からの便り

神奈川美術協会会員が以下の展覧会に参加しています。
 一般公募です。ご出品、ご高覧をよろしくお願い致します。

 
第39回 神奈川美術協会公募展

 2016,5,3~5,8 神奈川県民ホールギャラリー











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2016年 第3回 新百合デッサン会
2016,3,27

・今回のモデルさん

午前、午後2セット分通しの今回は、予告通り、当会と活動拠点が同じ麻生区内のご縁で、劇団民藝の若手男性団員、塩田泰久さん(名前、写真の個人情報公開許可済み)のご協力を頂きました。本年5月5日に地元、麻生市民ホールで公演される演劇「集金旅行」で太宰治の役として出演される、そのままの衣装で美術モデルをして下さいました。美術考証よろしく詰襟の学生服の上に古い時代のコートのインバネスを羽織った稀少性のある姿を描くことができました。

予め考えてきて頂いた固定ポーズの候補となる最初の5種のクロッキーは、言わば演劇人の矜持をすぐさま感じさせる程の見事なものでした。衣装はもちろんですが、それだけでなく、ご本人の提案によるタバコを手にするポーズや本を読むポーズなどが、どこか太宰治を彷彿とさせていて、予め研究されてきたことがよく伝わってきました。実際、太宰治の写真が掲載された古書、「文芸読本 太宰治」(河出書房新社1975年)までご持参されている程でした。そして、演劇人ならではの人物考証の成果なのでしょうか、太宰治のどこか気難し気な表情が浮かんでいて、意図的になりきっているかのようにも感じられました。

結果として、イスに座り、脚を組み、その上に左の片肘を乗せ、頬杖を突き、あらぬ中空に目をやるポーズに決まりました。やはり太宰の写真がヒントになっているようです。やや背中が屈む窮屈な姿勢なので、長時間では相当きつそうに思われましたが、最後までご本人から辛そうな言葉は聞かれませんでした。

どれも素敵だった5種のクロッキーポーズの中で、決定したものとは別の、タバコを持ってカウンターチェアに脚を組んで座ったポーズの写真を掲載させて頂きます。

       インバネス姿の塩田泰久さん


昼食時間には塩田さんを囲み数名で近くのファミレスで会食を致しました。気さくにお付き合い下さったお蔭で、演劇界の話題などに接するなど、貴重な時間を過ごさせて頂きました。塩田さんには何から何まで本当に感謝の限りでした。

さて、今回は黒ずくめの衣装なので、ちょうど石膏デッサンの際の全て白色の石膏を描くのとは真逆のケースとなり、グレーの階調を幅広く利用して描くべき格好の題材となりました。初心者など不慣れな方の場合は、少ない階調だけでただ真っ黒に塗りがちになって立体感を出し切れなくなることが予想されたので、予め敢えて冒頭に、(アカデミックに写実的に描く場合に限っては)見えたままの一辺倒な黒塗りにするのではなく、淡いグレーから濃いグレーまでのグラデーションをできるだけ幅広く利用して描くようにアドバイス致しました。

それでも多くの人が悪戦苦闘されていたようでした。しかし、難しいからこそ勉強になる訳です。着衣のモデルを描く際の長所の一つは、こうした衣装の固有の色彩や柄に惑わされず三次元的にどう描くかが勉強になることでしょう。その他にも、例えば衣装の素材感やドレープなどをいかに表現するか、また、それでいて肝心な中身の身体をいかに感じさせられるか等、修得していくべき課題が多々あるという長所があります。


・参加状況

グループ展「第1回 新百合デッサン会展」が盛会裏に終わり、以後今回までに合計11名の入会希望の申込みがありました。そのうち2名は予め次回の4月からの入会を表明済みです。

従って今回は、残り9名の人が来場しました。そのうち2名は見学のみで次回からの入会を表明、7名が今回入会し実際に参加されました。よって、この日参加の既存会員と合わせた参加人数の(午前だけ、午後だけの参加者の数を含めて)合計は19名でした。

新しく7名も入会ということで、てんてこ舞いとなりましたが、予め分かっていたことでしたので、対策を考えておりまして、16時20分の終了、片付け後に新入会者にその場に残って頂き、会場の利用時間の限度枠いっぱい、17時までの約30分間、新入会者向けガイダンスを致しました。内容は、当会の特色を改めてお伝えし、また、初心者向けにデッサンの基礎中の基礎を手引きするものでした。今後も、とても大切な基礎中の基礎についてだけは早めにお伝えができるようにしていきたい所存であります。
 なお、当会は絵画の経験豊富な方、または他所の美術団体やサークル所属の方の入会も歓迎しておりまして、基礎指導などを不要とする方々がマイペースで描くことができることはもちろんです。支障をきたさないように、入会時に4段階に分けた指導希望の有無のアンケートも行っております。

 

 

デッサン会の予告

◆2016年 第4回 デッサン会の予告

2016年第4回は、4月24日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。モデルはコンテンポラリーダンスや俳優をされている女性で、舞台衣装の白いドレス姿での固定ポーズとなります。

詳しくは前回のブログに掲載済みです。以下をクリックしてご覧下さるようお願い致します。

2016年 第4回 デッサン会の予告

◆2016年 第5回 デッサン会の予告

詳しくは前回のブログに掲載済みです。以下をクリックしてご覧下さるようお願い致します。
 2016年 第5回 デッサン会の予告


会員からの便り

茂木弘さんが以下の展覧会に参加しています。

 どうぞ宜しくお願い致します。

第6回水彩画「楽描の会」作品展
 2016.4.144,19 ギャラリー華沙里







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2016年 第2回 新百合デッサン会
2016,2,21
・今回のモデルさん

今回は、ちょうど前回と対照的にモデル経験が豊富という女性(日常の服装姿)でした。と言っても始めたのは約1年前で、本格的にモデル業に取り組み、ハイペースで日々モデルをこなし続けているとのことでした。入ってきて挨拶もそこそこに、すぐに顔の両サイドを見易くする為に長い髪を後ろに束ねるか否かを尋ねてこられるところなど、いかにも慣れていらっしゃることがよく窺えました。日常の服装姿でのお約束でしたが、わざわざワンピースドレスに着替えて下さっていました。

予め固定ポーズの候補を3種類考えてきて頂いているのですが、惑うことなく綺麗なポーズを次々と披露してくれました。しかも、どの方角からも描き易くなるようにきちんと意識されていて全く世話要らずでした。どれも良いので、多数決の票も割れましたが、結果的に決まったのは、身体を半身のように斜めにしてイスに座って、右腕は背もたれに、左腕は座面左端に添え、首を左に捻り、脚を組むポーズでした。説明するだけで複雑さが表われているように、実際、頭部、両手、両足をフル活用して見事な人体空間を作り出しておりました。捻りも入ってきつそうなポーズなのに、もちろん最後まできちんとやり通して下さり、申し分のないモデルさんでした。

「新百合デッサン会展」の直前の回であった為、その伝達や取り決め等を休憩時間の度に行った為、モデルさんを描くことへの集中が削がれ気味になってしまい、そのことは大変申し訳なく思いました。

前回のように初めてモデルをされる方にはそれなりの良さがあるし、今回のように経験豊富な方にもそれなりの良さがあるということを改めて確認する思いでした。

 

参加状況

今回も新入会者が4名もありました。参加人数は計17名。

前回同様、新入会者の対応にも追われつつ、グループ展「第1回新百合デッサン会展」直前なので、様々な伝達や取り決めがあって忙しい日となりました。

今回も帰りに顔合わせと親睦を兼ね、新入会者を含む8人で近くのファミレスでお茶を飲みました。会員の口コミでわざわざ他市や他県から来て下さった方がいて感激致しました。また、久しぶりにお茶飲みに参加して下さった男性Yさんは、デッサン会の時とはまた違ったお顔を見せて下さいまして、人間観察に関連した興味深いお話をされておりました。その他にも様々な話題が飛び交いました。いつも思いますが、美術に限らず、他ジャンルで長年ご活躍されてきた方々の語る事柄には大変学ぶものがあります。

 

グループ展 第1回 新百合デッサン会展の進捗状況

冒頭、筆者(篠田泰蔵)作成の案内ハガキをお配り致しました。特定の人の作品を掲載するのではなく、ちょっとしたデザインを配したものに致しました。会ではいつも短い時間で人物画を描いている訳ですが、そうした世界だけに閉じ籠ることなく、「大胆かつ繊細に、各自の個性を大事にして、自由な作品を発表していく」という思いを籠めております。以下に画像を掲載致します。



予定通り、参加者の正式な出品申込の受付を済ますことができました。

実は土壇場で申込みの撤回が幾人かあったのですが、それはそれで仕方ありません。正確な事情は分かりませんが、初めて絵を描く時、初めて出品する時を思い起こせば、誰でも凄く不安やプレッシャーがあったものです。むしろ初心を思い出させてくれて感謝している次第です。幸い、この日入会したばかりの中の2名の方が出品申込みをして下さいました。けれども、たとえ参加人数が少なかろうとも、決して背伸びなどせず、出品できる方で記念すべき第1回のグループ展の出帆が叶えば全くそれで良いと思っております。

皆さん全てに協力的で、例えば受付当番なども割と早く決まり、後は搬入の日を待つばかりとなりました。

なお、搬入の終わった後、懇親会を行います。既に会場も予約済みです。麻生市民ギャラリーからすぐ近くにある中華料理専門店でのアラカルト形式で、各自好きな飲食物を注文した分だけ支払うスタイルに致しました。詳しくは会員のみにお知らせ致します。

 

 

デッサン会の予告

◆2016年 第3回 デッサン会の予告

次回予告は、前回のブログに掲載済みです。以下をクリックして下さるようお願い致します。

2016年 第3回 デッサン会の予告
 ⇒(注)なお、モデルは当初学生服だけの姿の予定でしたが、3月7日現在、古い時代のコートのインバネスを組み合わせる姿の予定になりました。z

 

◆2016年 第4回 デッサン会の予告

2016年第4回は、4月24日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。
 以下、モデルさんご本人から情報の公表の許可を得ましたので掲載致します。
 モデルは石原夏実さんというコンテンポラリーダンスや俳優等をされている女性で、舞台衣装姿での固定ポーズとなります。


         ご本人提供画像(1) 石原夏実さん
   
        ご本人提供画像(2) 石原夏実さんy


 

◆2016年 第5回 デッサン会の予告

2016年第5回は、5月22日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。

以下、モデルさんご本人から情報の公表の許可を得ましたので掲載致します。

モデルはカテリーナさんというウクライナ出身の女性ミュージシャンです。バンドゥーラという民族楽器を演奏し、歌う方で、日本全国で演奏活動をなさっております。そのバンドゥーラをご持参頂き、演奏時の民族衣装姿で美術モデルをして下さることになっています。

カテリーナさんについての詳しくは以下のURLをご参照下さい。

www.kateryna-music.jp


      ご本人提供画像  カテリーナさん



       ご本人URLからの提供の画像

 








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2016年 第1回 新百合デッサン会
2016,1,31
・今回のモデルさん

 今回のモデルさんは、経験が初めてという女性でした。バレエを習っているとのことでしたが、2回前の際にレオタード姿のモデルを実施したばかりなので、予め日常の服装をお願いしました。

 グレーと白とのストライプ柄のセーター、白のフレアスカート、濃いグレーの厚手のタイツを身に着けた姿で、黒い靴も含め、全体にグレースケールの配色でまとまったお洒落な出で立ちでした。ポーズの際、ナチュラルな長い髪の右側半分をフロントに、左側半分をバックに配置したのもモデルさんによるアイディアでしたが、これも良かったです。モデルさんお任せのファッションというのは、その人らしさがよく表れるので描き甲斐があります。

 固定ポーズを決める上での選択肢の一つ、立ちポーズの際、「視線をどうしましょうか」という段で、モデルさんの「やや斜め下方を見つめる視線が取りやすいです」との意向に沿う形となりました。この決定の瞬間、パズルの最後の一枚を当て嵌めるかの如く、ある種の空気感が出来上がったと思いました。グレースケールの配色の装いと言い、ナチュラルな髪型と言い、さらにはこの視線と言い、見事にアンニュイな佇まいが醸し出されていたからです。結果的に圧倒的多数の選択によってこのポーズに決まったのも偶然ではなかったと言えましょう。

 それにしても美術モデルが初めての経験だというのに、このかなり難しい表現と言ってよいはずの雰囲気作りは立派でした。事前にご興味があるとは知らされていましたが、モデルさんなりの一生懸命さと、さり気ない工夫というものがよく伝わってきて、描く側として本当に有難いことでした。

 

・参加状況

 今回は、新入会者が5名もあり、参加人数は計19名で過去最高でした。

 デッサン会展関連の伝達もあって忙しい中でしたので、バタバタと対応に追われ、結構大変でしたが、盛会になる訳ですから、嬉しい悲鳴と言えましょう。

 ただ少し気になるのが段々混雑してきてモデルが見えにくい人が生じてくることです。対策を検討中です。

 最近入会の方も含め、新しい人がどっと入ってきましたので、帰りに顔合わせと親睦を兼ね、8人で近くのファミレスでお茶を飲みました。デッサン会展が間近に迫るタイミングのせいもあるのか、皆さんに絵画を学ぶことに対しての旺盛な意欲が感じられました。主に絵画の技術的なことに関連して色んな質問が飛び交い、対応が大変でしたが、これもまた嬉しい悲鳴と言えましょう。

 

グループ展 第1回 新百合デッサン会展の進捗状況

 予定通り、3月開催のグループ展第1回 新百合デッサン会展の参加者の(申込書提出の)正式な申込の受付を行いました。次回2月21日(日)まで受け付けております。なお繰り返しお伝えしていますが、第1回 新百合デッサン会展 開催要項及出品規定」に詳しく記載されています

 

◆2016年 第2回 デッサン会の予告

 次回、2016年第2回は、2月21日(日)午後1時集合、1時半開始、4時半終了です。モデルさんは女性の着衣。日常の服装での固定ポーズとなります。

 

◆2016年 第3回 デッサン会の予告

 また2016年第3回は3月27日(日)で、昨年も行いましたが、変則的に午前、午後の2セット、同一固定ポーズを行います。午前は9時半集合、10時開始、午後12時半終了。約1時間の昼食休憩を挟み、午後はいつも通り1時半開始、4時半終了。以下、モデルさんに関連した情報の公表の許可を得ましたので掲載致します。

 当会と同じ川崎市麻生区に拠点を置く劇団民藝様からご協力を得ました。民藝は、長年当地域の美術活動や美術モデル提供などでも貢献をされてきており、今回も当会の依頼に快く了承して下さった上、モデル料金も当会の側に依拠する形でご了承頂きました。モデルは30歳代の劇団員の男性、塩田泰久さんです。


            劇団民藝提供画像  塩田泰久さん


劇団民藝提供画像 『集金旅行』出演中の塩田泰久さん(右)


 そして何と民藝は、今年5月5日に当会の活動拠点と同じ、麻生文化センター内の麻生市民ホールで、井伏鱒二原作、吉永仁郎脚本『集金旅行』を公演するところであり、塩田泰久さんも太宰治役で出演するのだそうです。デッサン会の際には、その太宰治役の舞台衣装でモデルをして下さることになりました。学生服姿(⇒(注)3月7日現在、古い時代のコートのインバネスを組み合わせる姿の予定になりました)とのことです。演劇をされている方ならではの美術モデル実施というものが今から楽しみとなりました。

 つまり、デッサン会でメジャーな老舗劇団の若手男性団員をモデルに2セット分たっぷりと描いた後、関心のある方にとっては、後日(描いたその姿の)モデルさんの登場する演劇を地元で鑑賞ができるという豪華なイベントになる予定なのであります。

 

 ブログ上にて申し訳ありませんが、今回ご協力して下さる劇団民藝様、窓口として大変ご尽力下さっている制作部の稲谷善太様、そして美術モデルをお引き受け下さる塩田泰久様には真に感謝申し上げます。






 
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